特許の攻撃と防御、そして交渉

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特許の攻撃防御、そして交渉

自社で持てば武器になるが他社から攻撃されることもある。白黒つけるより、どこかで折り合う。手札を見極めて、交渉に臨む。

プロフィール

このブログについて

プロフィール概略

■中の人:せんり(@senri4000)
■住まい:某地方都市
■これまでに住んだところ:東京、モントリオール(近郊)
■趣味:アマチュアオーケストラでビオラを弾く
■家族:既婚、息子二人持ちのワーキングマザー
■仕事:メーカーの法務/知財部門で管理職してます
■IT度:ネット歴はパソコン通信時代から。Macは触ったことがないのにiOSデバイスは10台目。ガジェットおたくですね。

これまでの歩み

昭和の終わり頃にメーカーに就職して職業人生を始めました。途中、夫の海外赴任についていき、ついでに出産して長めにお休みしましたが、職種としては当初から変わらず知財職一本です。

たいていのメーカーには特許や商標などの「知的財産(知財)」を取り扱う部署があって、大きければ知財(本)部、小さければ知財グループ(課)とか呼ばれ、もっと小さいと独立した部署というより担当(兼務)だったりします。自前で技術開発しているメーカーであれば、まったく知財に縁がないということは稀でしょう。

大きな知財部の中の知財職の大半は、特許の出願・権利化を担当しています。新製品の機能追加とか、将来にむけての研究の成果を、「特許」という権利の形にしていきます。

晴れて権利になった特許は、他社に対する武器になりますし、逆に他社から攻撃されることもあります。ということで、知財部門には、特許を使った攻撃と防御の仕事もあるわけです。

私は、なぜかこの「特許を使った攻撃防御」の仕事から職業人生を開始しており、その後の仕事の変化を経ても、やっぱりこの攻撃防御系(「知財渉外」と呼んでます)が自分の職業人としてのコアになって現在に至ります。

このブログについて

このブログでは、上に書いたような、知財渉外職として私が考えたことを書いています。

知財職の中でもかなりニッチな職種ではありますが、やっていることをおおざっぱに言えば、特許と製品の関係を考えて合理的に説明し、相手に対して主張する、そして、相手からの主張も受けて反論したり交渉したりを繰り返す、ということになります。訴訟になることも、相対交渉になることもあります。

特許と製品の関係の考え方についてはどうしてもかなり専門的特殊なものになりますが、その結果を使って、どのように主張反論を組み立てていくか、交渉するかについては、けっこう汎用的なのではないかと思っています。

交渉学、という学問もあるようですが、なかなか学ぶ機会もなく、場数を踏むに勝るものはない、という性質があるようです。あとから振り返ると、ああすればよかったな、と思うことも少なくありません。

このような、現場体験から考えたことを少し整理して書き付けておこうと思ったのが前のブログ(「知財渉外にて」)を書き出したきっかけです。私自身は、妙に攻撃を受ける機会の多い会社に所属していて、経験値だけがえらく上がっているのですが、あまり機会がないけど興味があるとか、いままでそんなことはなかったのに急にそういう機会に恵まれてしまった(!)という方に参考になれば嬉しいです。後から本人の参考になることも少なくありません。

これまでのブログ歴について

こんな攻撃防御・交渉系をテーマにブログを書き出したのは、今の会社に転職した2008年からですが、ブログ自体は、2005年から書き続けて来ています。続けていると、考えを整理して書き付けておく、というのが将来の自分の役に立つだけでなく、整理することで今の自分の役にも立つことが分かってきて、書きたい欲求がコンスタントにあるようになっています。

ブログサービスを切り替えるのは、今回で3つめです。これまでは、仕事ネタを中心にしつつも、その時々で考えたことを色々とりまぜて題材にしてきました。今回、引っ越すに当たって、本筋のテーマだけをまとめて置いた方が見やすいし、役に立ちそう、という結論になりました。とはいえ、その時々で他のテーマについてもこれまで同様、書きたくなることは見えていますので、こちらは、別館(「天職の舞台裏」)を立てて書いていこうと思います。

ということで、新しいかたちで始めることにしてみました。今後とも、来訪頂ければ幸いです。